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社員インタビュー(営業マネージャー):工藤尚一さん

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営業部 工藤尚一

KYCコンサルティングに入社するまで、どんなキャリア、経験を積んできたのか?

金融・IT業界で勤務する中で備わった「社会の動向観察」

 私は当社に入社する前、約20年間、IT業界に携わってきました。それ以前は、金融業界に携わり、法人向けの融資や審査、回収などの実務に加えて、社会の日常的な動向をつぶさに観察することに注力していました。社会の動向観察は、その当時から現在に至るまで、変わらず続けています。業務においても一貫して通ずる部分があります。

 1990年代、バブルの崩壊とともに勤めていた金融会社がなくなりました。次の仕事を検討するに当たり、日本の社会動向を観察していた私は、「情報通信の分野が成長しそうだ」と直感し、情報通信業界へ足を踏み入れました。それが現在の業界に携わるきっかけになっています。

危機管理領域における風評対策 20年間継続して関与

 2000年、事業内容に関心を持ち、「ウェブモニタリング」(ウェブ上の風評をモニタリングするサービス)事業を手掛ける会社に入社しました。当時の競合は1社だけでした。SNSなどの普及により、個人や企業の風評リスクに対する意識が高まるにつれ、ウェブ上のリスクに対応するサービスの必要性が認知され始めました。そこで、私も危機管理について専門的な知識を身に付け、お客様に対してもその知識を基に説明したいとの思いから、NPO法人日本リスクマネジャー&コンサルタント協会(東京都渋谷区)で認定資格講座を受けました。そこで得た専門性の高い知識は、現在も非常に役に立っています。ウェブモニタリングにおいては、提供会社が何度か変わりましたが、危機管理の分野として20年間継続して携わってこられた事は、自分の主軸が危機管理にあったからだと思います。

どういう経緯、どんな理由でKYCコンサルティングに転職したのか?

日本の「KYC」対策の必要性を切に感じ、被害の未然防止の観点に共感

 ウェブ上の危機管理分野に携わり20年間、時代の流れとともにウェブ上で起こりうるリスクの変化を見続けてきました。リスクは多方面に広がり、被害に遭う人たちも増加傾向にある中で、自分の役割を改めて考えることにしました。

 そのような時期に、前職で仕事を通じてつながり、交流のあった飛内さん(当社の代表取締役 飛内尚正)と会って話す機会がありました。飛内さんの語る、KYCコンサルティングの事業の根幹である日本のKYC(本人確認)対策の必要性を切に感じました。コンプライアンスチェックを日常のものとすることで、「一人でも一社でも多くの被害を未然に防ぐ」という観点に強く共感しました。同時に、私が培ってきた危機管理領域の経験と知識を生かして、このサービスが社会全体に認知され、活用してもらいたい、という思いが湧き上がってきました。飛内さんと会話を重ね、相互理解が深まる中で入社の誘いを受け、2020年の12月よりKYCコンサルティングの一員になりました。

入社後、どんな仕事をしてきたのか?

KYC対策の認知活動と調査業務に注力 

 入社時は、スタートアップのステージでしたのでサービスの必要性を理解してもらうため、営業活動に注力しました。これまでの知識や経験を基にした危機管理の必要性に加えて、サービスを通じたKYC、コンプライアンス対策の認知を広げる活動です。

 営業活動以外にも、反社チェックに関する調査やコンサルティングなども担いました。特に、調査業務に関しては、3カ月間、徹底的に行いました。企業にとっては取引先のチェックにつながる重要な調査です。現在担っている業務につながる部分で、サービスだけでは確認できない調査も請け負っています。当時は、現在のカスタマーサポート部がなかったので、営業をしながら、顧客対応も担っていました。

事業において、どんなところに醍醐味を感じているのか? 仕事に対する情熱やこだわりは何か?

培ったノウハウ、事例、経験を具体的に伝える認知活動にこだわる

 20年間継続して危機管理の分野に携わって得たノウハウを基に、事例や経験と併せて具体的にお客様に伝える認知活動は、こだわりを持っている部分です。私たちの掲げる「健全な経済取引」につなげたいと思っています。そして、リスクを回避して、被害に遭う人を未然に防ぐことに貢献できた時の喜びが一番の醍醐味です。サービスを実際に利用し、効果を実感されたお客様からの満足の言葉を耳にするときが、やりがいを感じる瞬間ですね。社会の動向を観察し続ける中で、変動する危機管理の分野への追求心が、同分野に専念し続ける情熱につながっているのだと思います。

将来的にKYCコンサルティングで成し遂げたいことは何か?

KYCに特化したプロフェッショナルかつ守備範囲の広い企業を目指す

 KYCコンサルティングの営業の立場として、コンプライアンスチェックの必要性に気付いていない人たちに向けても、話を聞いてもらえる機会を多く設けて、リスクは身近にあって、それを未然に防ぐ方法があることをより多くの人に知ってもらえる活動を担っていきたいです。サービスの利便性や使い勝手、効果を実感してもらうことで、多くのお客様に活用してもらえたら、うれしいですね。サービスの品質向上や改善にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。                                       
 企業としては、KYCに特化した、プロフェッショナルかつ守備範囲が広い対応ができる会社を目指し、新たなプロジェクトやサービスを提供したいです。その中で仲間と共に、事業規模の拡大、会社の成長を通して、社会に貢献していきたいと思います。