当社はシリーズBの資金調達を実施しました
当社は、提供するコンプライアンスチェックツール「Risk Analyze(リスクアナライズ)」と⾼機能リスク情報検索システム「Solomon(ソロモン)」のさらなるシステム機能拡充、より広範囲な社会実装、拡販のための高度なAIの開発と体制構築、また国内のみならずグローバル展開へ向けて、シリーズB資⾦調達ラウンドとして既存投資家であるAngel Bridge株式会社、新たにポールトゥウィンホールディングス株式会社及び株式会社OKBキャピタルを引受先とした第三者割当増資を⾏いました。
当社は、「海外KYC先進国の⽔準を我が国へ」と「KYCの社会インフラ化」をミッションとしたレグテック(レギュレーションテック)企業です。
金融庁と日経新聞社主催の「FINTECH SUMMIT」のレグテック部門へ2年連続ノミネートされるなど、従来の枠を凌駕した新たなデータの利活用を提案する新進気鋭の情報専門家集団です。
⾃社開発のAIにより、オルタナティブデータを活⽤したデータのファインディング、キュレーション、コネクティッドソリューションを提供し、その精緻なデータと危機管理専門家をバックグラウンドとした豊富な経験、ノウハウに基づいたコンサルティングとともに世界的な潮流である、来るべき情報流通社会を⾒越した先進的な情報マネジメント、レグテックソリューションを提供しています。
■資金調達の目的
今回の増資による主な資金使途は下記の通りです。
1 より高度なAIの開発と顧客提供システムの高機能化と機能拡充
2 社会実装を大きく進めるための自社組織の拡大と販売システムの拡充
3 グローバル展開のためのシステム拡充と体制の構築
■代表のコメント
昨年発表されたFATF対日相互審査の結果を受け、我が国のAML体制を世界標準へ引き上げるのが当社のミッションです。また犯収法の特定事業者以外の一般事業者が志向する健全な経済取引の実現に向けた取り組みを支援するのが当社のもう一つのミッションです。
そのためには既存のシステムや方法の枠を超え、パラダイムシフトを起こすことが必要です。
また情報の利活用の新たな方法を社会に提案し、「正しい社会参加をしている者が正しい社会的受益を受ける」ことができる当たり前の社会を作ることが当社の使命です。
当社の目は国内のみならず海外へ向いています。今回の資金調達を契機に、今後は海外KYC企業との連携や海外進出も視野に入れ、グローバルな展開を図ってまいります。
■引受先からのコメント
Angel Bridge株式会社 パートナー 林正栄 氏
個人の社会属性を瞬時に突合するサービスは、これまでにない革新的なサービスで、DX化の時代に欠かせないインフラとなりつつあります。一般情報も網羅、風評も搭載、そして海外情報も収納したKYCコンサルティングの独自データベースは、民間で構築し得る最善のデータベースであるとの評価をいただいています。これまで利用してこなかった企業での採用も進み、個人の属性確認に新しい世界観が創出されるよう、私たちはKYCコンサルティングを全力で応援し続けます。
ポールトゥウィンホールディングス株式会社 取締役 管理部 部長 山内 城治 氏
当社グループではKYCのフローにおいて人が確認しなければならない業務を請け負っており、KYCCのシステム的な確認とシナジーがあると考えております。
また、KYCCが利用するデータのアノテーションを当社グループで引き受けるとともに、当社グループ内の取引先チェック、従業員採用時チェックでもKYCCのレギュレーションチェックを活用していく予定です。
これまでは複数のツールを組み合わせてチェックしていますが、KYCCのツールはノイズが少なく、使い勝手がよいです。
株式会社OKBキャピタル 担当者 大橋 怜史 氏
KYCコンサルティング株式会社は、AIを用いた高度なシステムと質の高いデータベースを有するスタートアップです。
「Risk Analyse」は低コストで利便性が高く、「Solomon」はAPI連携で業務の効率化に寄与します。コンプライアンスチェックは業種や規模を問わず、幅広い場面で実施が求められ、その重要性は今後もますます高まっていきます。弊社は、当社が有する高度なシステム及び高精度なデータベースを高く評価し、今後の大きな成長を期待しています。
■リスクアナライズとについて(https://www.kycc.co.jp/lp/)
Risk Analyzeはリスク情報の検索に特化した検索エンジンです。お客様は検索したい対象の名前、社名を入力するだけでリスクの有無を知ることが可能です。
インターネット上のニュース記事やSNS などのリスク風評、自治体や官公庁の発表した情報などの公知情報を⽤いて、広範囲にコンプライアンスチェックを⾏うことができるサービスです。国内最⼤級(※ 1)、約700カ所からリスク情報を取得、さらには500万件に及ぶ海外リスク情報も保有するなど、国内・海外のリスク 情報を同時に、かつ広範囲に、またスピーディに取得できることが強みとなっています。
(※1)KYCコンサルティング調べ(2022年3⽉17⽇現在)
■『Solomon』について (https://www.kycc.co.jp/solomon/ )
『Solomon』は、API連携によるリスク情報検索システムです。
Risk Analyzeと同様、コンプライアンスチェックにおける属性チェック、アンチ・マネーロンダリング(AML)、公的要⼈(PEPs)、テロ資⾦供与対策(CFT)、汚職・腐敗などをチェックするためのリスクデータベースであり検索エンジンです。徹底的なシステム化により、⾃社システムやプラットフォームに『Solomon』を連携することでお客様はいままで多くの時間と労⼒を要したコンプライアンスチェックをスピーディーかつ効率的、有効に実施することが可能となり、企業のコンプライアンス業務のコスト削減ニーズにもお応えできます。
■会社概要(引受先)
会社名 Angel Bridge株式会社
所在地 東京都千代田区紀尾井町3-32 紀尾井町ヒルズ西館1F
代表者 代表取締役 河西佑太郎 氏
https://www.angelbridge.jp/
会社名 株式会社OKBキャピタル(大垣共立銀行グループ)
所在地 岐阜県大垣市郭町2-25 Kix中央ビル2F
代表者 代表取締役 飯沼日出満 氏
会社名 ポールトゥウィンホールディングス株式会社(証券コード:3657)
所在地 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル14F
代表者 代表取締役社長. 橘 鉄平 氏
https://www.poletowin-pitcrew-holdings.co.jp/
■資金調達についての問い合わせ先
担当:コカジ(kokaji@kycc.co.jp)
090-9377-2913