Salesforce上の顧客データを簡単にコンプライアンスチェックが可能なAppExchange®のサービスを提供開始します

Salesforceの「AppExchange®」にコンプライアンスチェック機能が登場

当社は、Salesforce上で登録された個人や法人の顧客情報を簡単にコンプライアンスチェックが可能なサービスを、セールスフォース・ドットコムが提供するビジネスアプリケーションマーケットプレイス「AppExchange®」上で提供を開始することを発表します。

【機能提供の背景】
今夏に公表されたFATFの第4次対日相互審査の結果や金融庁をはじめとする行政の指導、関連法制のより厳格な運用と整備の背景を受け、既存の方法では対応できないスピードと正確性を実現し、コストとのバランスに悩む各業界ニーズの高まりへ対応すべく、Salesforce上でコンプライアンスチェックの機能を搭載することになりました。

【AppExchange®「コンプライアンスチェック」の機能の特徴】
AppExchange®「コンプライアンスチェック」はSalesforce上で機能します。その機能は以下の通りです。

特筆すべきは、随時や一括のチェック機能に加え、新たな情報が発見された際の自動モニタリング機能や定期チェック機能、通知機能を標準装備していることです。

〇　人物名、会社名に対してのコンプライアンスチェック機能一覧

任意のオブジェクトに対しての随時チェック機能
一括チェック機能（リード、個人、取引先、取引先責任者）
自動定期チェック機能
自動モニタリングチェック機能
自動チェックの除外設定機能
取引先の代表者情報設定機能
Chatterでの通知機能
KYCCの「Risk Analyze」との連動機能

【当社のリスクデータベース「Risk Analyze」の特徴】

「Risk Analyze」は、KYCにおける属性チェック、マネーロンダリング対策（AML）、公的要人（PEPs）、テロ資金供与対策（CFT）、汚職・腐敗などをチェックするためのリスクデータベースであり検索エンジンです。
自社開発のAIをはじめ徹底的にシステム化された「Risk Analyze」を用いることで、利用者はいままで多くの時間と労力を要したKYC業務をスピーディーかつ効率的、有効に実施することが可能となり、企業のコンプライアンス業務のコスト削減ニーズにもお応えできます。
国内・海外双方のリスクデータを一つのデータベースから提供できる随一のデータベースであり、UN、OFAC等から新たな制裁情報の更新がなされた際もスピーディーに対応でき、行政の求めるスピード感に十分に対応可能です。
また海外PEPsおよび国内PEPsへの対応も可能です。
KYCCは国内のリスクマネジメント専門家集団により構成されたレグテック企業です。

我が国独特の風土、歴史に基づく反社会的勢力のAML対策、それに関わる有用なデータを公知情報からAIを用いた独自システムにより事業者に必要な情報のみを抽出し提供しています。
またAML対策に必要なコンサルティングも提供しています。
e-KYCやプラットフォームとの親和性も高いため、金融機関の犯収法対応からプラットフォーム運営事業者のサービス拡充、一般事業者の日々のKYCチェックまで幅広いニーズに応えることが可能です。

【本サービスの今後の展開】
正式リリースは本年11月中旬以降を予定しています。Salesforceユーザーはセールスフォース・ドットコムが提供するビジネスアプリケーションマーケットプレイス「AppExchange®」から自社のSalesforceへ機能を追加することが可能となります。
今後は我が国のみならずSalesforce Partnerとして、日本に拠点を有するグローバル企業や全世界のユーザーをターゲットに展開を進め、Japan Market全体の健全性の向上に資してまいります。

【当社会社概要】
来るべき情報流通社会を見越した先進的な情報マネジメント、Reg Techソリューション企業として、自社開発のAIによるオルタナティブデータを活用したデータのファインディングやキュレーション等のほか、その精緻なデータとリスクマネジメント専門家集団による豊富な経験、ノウハウに基づいたコンサルティングサービスを提供しています。
「KYCの社会インフラ化」と今まで価値のなかった情報に光を当てる「NothingにValueを与える」ことをミッションに、「海外KYC先進国の水準をわが国に」を旗印にした先進的レグテック企業です。

金融庁・日経新聞社主催「FINTECH SUMMIT 2021」レグテック部門へもノミネートされました。